愛媛大の公開講座「古代からみる村上水軍―文化資源としての価値と保存・活用」が4日、愛媛県今治市旭町2丁目の今治地域地場産業振興センターであり、市内外の約60人が古代からの今治地域の重要性や、村上海賊の活躍とのつながりを学んだ。
 文部科学省の「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」の一環で、同市では昨年に続き2回目。愛媛大東アジア古代鉄文化研究センター長の村上恭通氏が、原始・古代に瀬戸内の交差点の今治が塩業、製鉄などの要衝となる過程を説明。市村上水軍博物館の田中謙学芸員が、海の難所を拠点に村上海賊が弓削島の荘園経営に関わり台頭する過程を解説した。